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暗号の性質

約20年間、クレジットカード業界を始めとした各業界を支えてきた、情報漏洩対策・暗号化ソフトのプロが綴るセキュリティコラム。

暗号の性質を学ぶことで、現代のファイル暗号化技術やデータ暗号化技術の基本を学ぶことができます。

暗号の性質

第1回セキュリティコラムでご紹介したシーザー暗号の例から、次のような性質が読み取れます。

性質1
平文の内容と鍵を変えなければ、暗号文の内容は常に同じになる。たとえば、平文ibmを鍵1で暗号化すれば、暗号文は常にHALとなる。

性質2
平文の内容が同じでも、鍵を変えれば暗号文は変わる。たとえば、平文ibmを鍵1、2、3・・・で暗号化すれば(つまりシフトする文字数を変えていけば)、暗号文は下表のように変化していく。

平文暗号文
ibm1HAL
ibm2GZK
ibm3FYJ
ibm4EXI
ibm5DWH

性質3
暗号アルゴリズムと鍵が分かれば復号は容易である。逆に、分からなければ解読は困難である。(もっとも、この程度の暗号化であれば容易に解読されます)

性質4
暗号アルゴリズムさえ分かっていれば、たとえ鍵が分からなくても、いつかは解読できる。たとえば、暗号文が何文字シフトされているかを知らなくても、暗号文を1文字ずつ右シフトしていけば、いつかは正解ibmにたどり着く。

性質5
暗号化する時と復号する時では同じ鍵を使用する。もし異なる鍵を使用したら、元どおりには戻らない。たとえば、暗号文HALを鍵2で復号したら、jcnとなり、ibmには戻らない。

現代の暗号化技術

これらの性質は基本的に現代の暗号にも通じるものです。ただし、暗号アルゴリズムによっては、平文の内容と鍵を変えなくても、暗号化するたびに暗号文の内容が変わる場合があります。

また、公開鍵暗号方式と呼ばれる暗号アルゴリズムでは、暗号化時と復号時で異なる鍵を使用します。

製品・サービス

CICLOCKⅡ
ファイル暗号化ソフトのデファクトスタンダード。もしもの機密データ漏洩対策として。
eCipherGate
データベース暗号化ソフトとしてデータベース管理者を含む職務掌握を実現。

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